MIM製品の特長
MIMは金属粉末とバインダ-と呼ばれる数種の樹脂類を混ぜ、流動可能な状態に加工した原料を射出成形機にて
形状を付与し、焼結する事によって三次元複雑形状の金属部品をニアネットシェイプで生産する事が出来る技術で、
ホビ-関連から自動車、医療分野まで様々な用途にご使用いただいております。
特長
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● 三次元複雑形状
射出成形で形状を付与するため樹脂成形同様にアンダ-カットやネジ形状の成形が可能です。
組み立てて使用しているような部品の一体化、他工法では量産対応困難な形状の実現が可能です。 -
● 材質の自由度
鉄系低合金、ステンレス、磁性材料、高硬度耐摩耗部品など幅広い材質に対応可能です。 -
● 高密度化
原料となる金属粉末は10μm以下の微粉を使用しているため高密度化し易く、
真密度に対して97%以上の密度となり、 気孔部も独立した数μmの微細な物であるため
溶製材に匹敵する諸特性を有します。 -
● 小型部品への対応
他工法では量産対応が困難な小型部品の量産対応が可能です。
こんなときに
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- ➀ コストメリット
- ● 加工費が高い
- ● 複数部品を一体化したい
- ● 高価な材質で材料歩留まりが低い
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- ➁ 精度の向上
- ● 品質バラツキで困っている
- ● 鍛造、ロストワックスより精度を上げたい
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- ➂ こだわりの材質
- ● 樹脂、ダイカスト、焼結では強度不足
- ● 特殊な材質、難加工材を使いたい
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- ➃ その他
- ● 加工数確保が難しい
- ● 小型化したい
- ● 他加工法では困難な形状を実現したい