粉末冶金のメリット
金属部品の製法には、ダイカスト、ロストワックス、鍛造、機械加工、金属プレス加工など様々なものがあります。粉末冶金も、金属部品製法の一つです。
粉末冶金は、金属粉末を金型に入れて押し固め、高温で焼結することにより、精度の高い部品を大量に生産できる工法です。
他工法と比較して、粉末冶金は下記の点が優れています。
粉末冶金は、金属粉末を金型に入れて押し固め、高温で焼結することにより、精度の高い部品を大量に生産できる工法です。
他工法と比較して、粉末冶金は下記の点が優れています。
1.経済的な高精度部品の製造
- 基本的な製造プロセスは、粉末を固めて焼くというシンプルな工程です。
- 原料が粉末であるため、材料歩留りが良く、環境に優しい製法です。
- 高精度の金型による比較的複雑形状なニアネットシェイプが製造可能なため、
後加工(切削加工など)が少ない製法です。 - 従来の粉末冶金工法では不可能であった3次元の複雑形状においても、
新技術の金属粉末射出成形法(Metal Injection Molding、通称MIM)で製造可能です。
ポーライトでは・・・
- 金型設計から一貫した製造体制により、高精度・超小物製品の量産を実現しています。
- 新技術のMIMの生産にも積極的に取組み、日本と台湾において、いち早く量産を開始しました。
2.他工法では得られない製品が製造可能に
- モリブデンやタングステンなど高融点金属の製品が製造可能です。
- 金属と非金属を任意な割合で配合した材料を作ることができます。
- 互いにとけ合わない金属の組合せが可能です。
- 多孔質な製品を作ることができます。
この特長を利用して、製品に潤滑油をしみ込ませたものが焼結含油軸受です。
ポーライトでは・・・
- 粉末冶金一筋60年の実績から、お客様の製品用途に合わせた材料を選定し、ニーズに沿った製品を実現します。
- 焼結含油軸受では、製品にしみ込ませる油を自社開発、製品用途に合わせた材料と油の組み合わせは、
焼結含油軸受トップメーカーとして、他社の追随を許しません。